2019年の今年はなんと、韓国では縁起のいい黄金の豚年なんです。
イノシシじゃなくて、豚年なの???
そう、韓国ではイノシシではなく、ブタちゃんだよ!
韓国の干支だけでなく、普通の豚年と「黄金の豚年」は何が違うのか調べてみました!
韓国の干支
韓国の十二支(じゅうにし)はほとんど日本と同じ。
ただ1点だけ違いがあります。最後のイノシシが豚なんです。
よく考えたらイノシシと豚って仲間なんですね。豚はイノシシを家畜化したものだそうです。韓国語で気づきました。
- 멧돼지(メッテジ/猪)
- 돼지 (テジ/豚)
そして韓国だけじゃなく、本家の中国をはじめとする中華圏も豚年とのこと。
実は日本だけがイノシシ年だったんですね
黄金の豚年とは
今年は「黄金の豚年」=황금돼지띠(ファングムテジッティ)
どうして黄金なんでしょう?
先ほどの十二支の他に、十干(じっかん)甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類があって、この組み合わせが十干十二支(じっかんじゅうにし)=干支(えと)。
日本も同じですよね。全60種類。
この十干が陰陽五行説と関連して色を表します。
十干 | 五行 | 色 |
---|---|---|
甲・乙 | 木 | 青 |
丙・丁 | 火 | 赤 |
戊・己 | 土 | 黄 |
庚・辛 | 金 | 白 |
壬・癸 | 水 | 黒 |
今年は기해년(キヘニョン)=己亥年(十干が己 + 十二支が亥)
つまり、黄色=黄金の豚年というわけです。
2007年も黄金の豚年だった?
実は韓国では2007年も黄金の豚年と騒がれていました。
でも、2007年は정해년(ジョンヘニョン)=丁亥年(十干が丁 + 十二支が亥)
赤=紅の豚年だったはず。
どうやら干支の本家である中国の四柱推命では黄色を示すという説や、中国では赤い色が富を象徴するので、黄金の豚年となったという説もあります。
どちらにせよ、2007年はめでたい話に乗っかったようです。
2019年が正真正銘の黄金の豚年!
豚とお金の関係
韓国では豚はとても縁起のいい動物で、福を招く、特にお金を呼んでくれるといわれています。
貯金箱といえば豚がスタンダードだし、豚の夢を見ると宝くじに当たるとのこと。
そんな夢みたら宝くじをすぐ買わないとね!
起業する時や竣工式などのイベントやお祓い、祭祀の時に商売繁盛を願って豚の顔をゴロっと飾り、口や耳にお金をはさむこともあります。
あらら…
また、豚を漢字読みするとトン。
韓国語でお金は돈(トン)というのも関係しているようです。
黄金の豚年は出産ラッシュ?
黄金の豚年に生まれると『財運に恵まれて一生お金に困らない』といわれ、2007年の黄金の豚年(正しくは紅の豚年)に生まれた子供は前年度を10%上回り、近年で最も多かったそう。
少子化に頭を悩ます政府としては期待したいところだろうけど、2019年中に産むとなったら急がないと!!
黄金の豚マーケティング
そんなわけで今、韓国では「黄金の豚」商戦で大賑わい。
黄金の豚マーケティングと言うべきか。特に金融関係の企業は「黄金の豚」に関連したプロモーションが多いです。
韓国は陰暦でお正月を祝うので、来週2月5日が日本でいう元旦にあたります。それまでしばらくこの黄金の豚&お正月気分は続きそうです。
先日ダイソー(韓国にもいっぱいある)に行ったら、ここでも豚だらけでした。
私もつい買ってしまいました。ゴールドバー(金塊)の封筒。
1,000ウォン(約100円)とは思えないリッチさ。
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この中にロトや宝くじを入れて寝かしたいと思います。
お金よ来~い!